オバケである。

お久しぶりです。元気ですか？

すっかり冬になって

あれ…この部屋ひとりだと

こんなに寒いのね、と思いました。

わたしは元気です。

友達と遊んだり絵の仕事もあったり

勢いよく今年も終わりそうです。

君の話をすることもあまり無く

悪口大会とかすれば

晴れ晴れするのかもしれませんが、

わたしは自分の話しをするのが

あまり得意ではないので

鬼滅の刃の煉獄さんの事ばかり話します。

珠世さん推しは変わってないのですが。

君が居なくなってからの日々は

びっくりするくらいに空っぽで

ABCマートで靴４足買っても

ZOZOTOWNでひくほど服買っても

靴擦れはするし

全然似合わない服でどうしたらいいものか…

ただ、これが君を今も好きで大好きで

ぴえんこえてぱおん…とはまた違くて

幽霊みたいな感覚です。

霊媒師がよく言いそうな

「この人は…死んでる事に気づいてなくて

ここに彷徨っている…」みたいな感じです。

心だけそこに居座って進まないような。

失恋の痛みは新しい恋をすることくらい

知ってる大人です！わたし大人！

そのスイッチが入らなくて亡霊。

喧嘩別れしたわけでもないから

これからも君を応援してもいいと

恋人ではなくなっても笑って話し出来ると

わたしは勘違いしてしまっていて。

君がわたしだけをくり抜いて

何事も無かったかのように

生活しているから

虚しさと戦う日々でした。

朝起きてみぞおちらへんが

ぎゅーと冷たくなって

ポッカリ何かが抜け落ちたような

気持ちをたくさん繰り返しました。

共通の知り合いが多いから

SNSで君の姿は見かけます。

ただ酔っ払ってるだけの姿を

見ていると可笑しいよね

本当に知らない人に見えてくるんだ。

元気だし、ご飯も美味しい。

友達と遊んでたくさん笑うし

仕事場の人も気を使ってるんだろな、

君の話しを振ってくるひと誰もいないよ

楽しく働いて毎回似たような話しして

なのに有線で流れてきた失恋曲で

うっかり泣きそうになったんだ。

あらー、まだ全然消化されてなかったか。

時間が解決してくれる事も知ってるのです。

でも、忘れてしまうことのほうが

薄れてしまっていくことのほうが

イヤだなぁと思ってしまいまして。

なんかもったいなくって。

しばらくは亡霊になって彷徨おうと思います。

みんな口を揃えて言います。

「彼は若いからね」

「まだまだ子供だね」

年の差が1番嫌いだったから

君を子供扱いしてあしらわれるの

ぜーんぜん納得できなくて

ここをわたしが認めれば簡単なのに

ここだけ頑固に認めたくなくてな。

レバームースが美味しいお店も

閉店しちゃうんだってさ。

そんな、他愛のない事

仕事の面白かったことむかついた事

教える先の君がいないと

スマホを持つ手も億劫だよ。

たらたらと未練を綴り終えて

空いた穴を少しずつ埋めて

早く成仏できるように頑張ります。

「イワコデジマ イワコデジマ ほん怖 五字切り!」

「皆! 」「祷!」「怖!」「無!」

「弱気退散!」

「喝！」

イワコデジマって逆から読むと

マジデコワイなの可愛いよね。