サプライズ
誕生日を迎えてニューギアなわたしです。ニューギアの使い方合ってる?
ごめんなさい全然合ってませんでした。ニューギアって新しい楽器を買ったぜ!っていうバンドマン用語らしいです
ニューペンシル…そしたら絵を描いてる人が新しい画材買ったぜってなるのかな…
おめでとうって言葉は嬉しい。おめでとうって良いね
元カレのおばあちゃんにドッキリ仕掛けられて元カレと一緒に飲んだことありますか?
別れたあとに元カレの妹さんと初めましてのご挨拶したことありますか?(これは2、3ヶ月前の出来事)
わったっしはある。
誕生日の、2日前に元カレのおばあちゃんから体調が悪いから来てーと連絡がきた
心配で駆けつけたところ、めっちゃ元気。…ここの違和感を見抜けなかったわたしの鈍さよ
おばあちゃんは行きつけのお好み焼きやさんに連れて行ってくれた。誕生日ケーキ代わりにお好み焼きに爪楊枝さそう!ってはしゃぎながら楽しく飲んでいた
ドアが開く、
「やったなババア…」
(元カレのおばあちゃんにそんな風に言っちゃダメなことは知ってても飛び出した言葉許して)
1年振りの再会。偶然ではなく仕組まれた再会。
せっかく姿形もおぼろげになって、どんな顔だったかとかどんな風に笑うのかとか忘れていたのに
「よっ」なんて薄っぺらい挨拶をした
なんていうんだろう。なんか…もう知らない人になってしまったな…っていう気持ち
正直付き合ってた頃の方が見た目も中身も好きだったなって思った。そう思う理由はたくさんあるけど引き出しを開きかけて閉じる。
それはいい事なのか悪い事なのかも分からないし、過去の人に対して感情を持つのってわたしにとっては意味のないことで
何だかざらざらした気持ちになって、帰った日に眠った夜は、顔を見てしまったばっかりに前の大好きだった頃の楽しかった時間の夢を見てしまって胸がぎゅうとなった
ひんやりとした空気でまたぎゅうとなる。切ない感情にくるまれる
ずっと立ち止まっていた時間が流れていく
おばあちゃんはわたしの事をとても気に入ってくれて別れて1年も経つのに可愛がってくれてその度にヨリ戻してよー!って言ってくれるんだけど、ごめんねそれは叶えられないかな。
別れたあとに色々考えてたら、どうやっても無理だったんだなって。
角田光代さんの「太陽と毒ぐも」という本の一節
「あの浮ついた、非現実的な恋愛初期のように。」
がストンと心に落ちた。
がんばってね、腐るなよ、サヨナラ大好きだったよ
そういえば、一緒に住んでたこともあり自分の母親に別れちゃったよの連絡とったとき、初めて15歳下の人だったんだよねって言ったら
母から「15歳下かー!未来があるねー!」と言われた。
母よ。わたしにもまだ未来があると言ってくれ